ほとんどのケムシが有毒ではない

チョウやガの幼虫は外観から区別されていて、イモムシ、アオムシ、ケムシがいます。

イモムシは円筒形の体で、体に毛が生えておらず、大型のものの総称です。

見た目がイモのようだからイモムシというわけではなく、イモ類の葉を食べるからです。

道端などでよく見かけるイモムシはスズメガ科の幼虫で、サツマイモにつくのはエビガラスズメの幼虫です。

美しいアゲハチョウの幼虫はグロテスクな姿をしていて、イモ類ではなくミカン類の植物の葉を食べますが、これもイモムシと呼ばれています。

アオムシは体に毛が生えていなくて小型であり、緑がかった色をしている幼虫の総称です。

キャベツ畑でよく目にするモンシロチョウの幼虫がアオムシの代表です。

ケムシは全身に毛が多く生えていて、長い毛のものや細かい毛のものなどさまざまです。

すべてのケムシはガの幼虫だとか毒があるとか思われて嫌われることがありますが、そんなことはありません。

たしかに触れると炎症を起こすドクガの幼虫もケムシなので、そのように言われるのかもしれませんが、じっさいはケムシの多くは無毒であり、有毒なケムシはほんの一部です。

似ても似つかない姿ですが、春の女王とも呼ばれる美しいギフチョウの幼虫はケムシです。